アーユルヴェーダの用語・読みものを一語ずつ引けるオンライン辞典
生活・養生

アンジャナ

Añjana / अञ्जन

Definition

目に塗る伝統的なケア。古典では一日の過ごし方の中の日課の一つとして挙げられている。

目のことで調べてきた方へ

画面を見る時間が長くて目が重い。

そこから、アーユルヴェーダに目のケアがあると知って来る方が多いページです。

先に位置づけを書いておきます。

アンジャナは、疲れたときに使う対処ではなく、毎日の日課として古典に書かれているものです。

不調を取るための処置ではないので、期待する方向が少しずれていると、読んでもかみ合いません。

その違いも含めて、下にまとめます。

アンジャナとは

アンジャナ(Añjana)は、目のふちに塗る伝統的なケアを指すサンスクリット語です。

インドで広く使われているカジャルも、この流れをくむものです。

古典では、素材によっていくつかの種類が語られてきました。

日々のものと、間隔をあけて行うものとが分けて書かれています。

日課の中での位置

アーユルヴェーダにはディナチャリヤという考え方があります。

朝起きてから夜眠るまでの過ごし方を、順番として並べたものです。

アンジャナは、その中の一つとして挙げられています。

歯を磨く、舌を掃除する、油を塗る。

そうした毎日の手当てと同じ列に置かれているのが、このケアの位置づけです。

毎日続ける前提で書かれているというのが、現代の目薬やアイケア用品との一番の違いになります。

目とアーユルヴェーダ

アーユルヴェーダでは、目はアーロチャカ・ピッタという働きと結びつけて語られます。

見るという働きを担う場所として、熱を持ちやすい部位と考えられてきました。

そのため、目に関する養生は冷ますこと、潤すことの方向で語られることが多くなります。

ネートラタルパナとの違い

同じ目のケアでも、位置づけが違います。

アンジャナは日課で、目のふちに塗るものです。

ネートラタルパナは施術で、目のまわりに練り粉で土手を作り、そこに温めたギーを満たして一定時間おきます。

こちらは施設で受けるもので、家で行うものではありません。

日々の手入れと、区切って受ける施術。

この二つは分けて考えます。

実際に使うときの線

ここは慎重に書きます。

目は粘膜に近い、体の中でも敏感な部位です。

伝統的なものだから安全、とは考えないでください。

海外で作られたカジャルの中には、成分の表示が日本の基準で整理されていないものがあります。

使うかどうかを決める前に、化粧品として正規に流通しているものかを確かめてください。

そして、目の不調が続いているときは、ケア用品を探す前に眼科で診てもらうほうが先です。

本項目は伝統的な考え方および一般的な情報の紹介であり、特定の効果・効能を保証したり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。

FAQよくある質問

アンジャナとは何ですか?

目のふちに塗る伝統的なケアを指すサンスクリット語です。ディナチャリヤと呼ばれる一日の過ごし方の中で、日課の一つとして古典に挙げられています。インドで広く使われているカジャルも、この流れをくむものです。

目の疲れで調べてきました。アンジャナは目の疲れのためのものですか?

古典では、疲れを取る処置としてではなく、日課として毎日続けるものとして書かれています。目を使いすぎた日に対処するという発想とは少し違い、毎日の積み重ねの側に置かれています。目の不調が続いている場合は、まず眼科で診てもらってください。

アンジャナとネートラタルパナはどう違いますか?

アンジャナが日々のケアとして目のふちに塗るものであるのに対し、ネートラタルパナは目のまわりに土手を作ってギーを満たす、より本格的な施術です。日課と施術という位置づけの違いがあります。

市販のアイライナーで代わりになりますか?

伝統的なアンジャナは素材も作り方も現代の化粧品とは異なるもので、置き換えて考えるものではありません。目は粘膜に近く敏感な部位なので、実際に何かを使う場合は成分を確認し、不安があれば眼科に相談してください。

日本で手に入るカジャルを使ってもいいですか?

輸入品の中には、成分の表示が日本の基準で整理されていないものがあります。目のまわりに使うものなので、化粧品として正規に流通しているかを確かめてから判断してください。伝統的なものほど安全とは限りません。

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