プラクリティ
Prakṛti / प्रकृति
Definition
生まれ持った体質のこと。受胎のときに決まる、その人本来のドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)のバランスを指す。
この項目のポイント
- プラクリティは受胎時に決まる、その人が生まれ持った本来の体質(ドーシャのバランス)
- 生涯を通じて基本的に変わらない土台とされ、養生の指針になる
- その時々の乱れた状態(ヴィクリティ)と対にして捉えるのがアーユルヴェーダの体質観
プラクリティとは
プラクリティ(Prakṛti)とは、生まれ持った体質のことです。アーユルヴェーダでは、受胎のときにその人本来のドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)のバランスが決まり、それが生涯を通じての土台になると考えます。この、変わらない本来のバランスがプラクリティです。サンスクリット語では「本来の姿」「自然」を意味する言葉でもあります。
一人ひとり違う「本来のバランス」
三つのドーシャは誰にでも備わっていますが、その配合の割合は人によって異なります。ヴァータが優位な人、ピッタが強い人、二つが同じくらいの人など、組み合わせはさまざまです。この生まれ持った配合こそがその人の個性であり、体つきや消化力、肌や髪の傾向、気質までを形づくる下地になると考えられています。
プラクリティとヴィクリティ
アーユルヴェーダの体質観で大切なのが、本来の体質であるプラクリティと、今その時の乱れた状態であるヴィクリティ(*Vikṛti*)を分けて捉えることです。生活習慣や季節、食事、ストレスなどによってドーシャのバランスは日々ゆらぎます。養生とは、乱れた今の状態(ヴィクリティ)を、本来のバランス(プラクリティ)へ近づけていく営みだとされます。
自分のプラクリティを知る意味
自分の生まれ持った傾向を知ることは、無理のない食事や過ごし方を選ぶ手がかりになります。体つきや消化、気質などの特徴からおおまかな傾向をつかむことができ、当サイトのドーシャ診断でも目安を知ることができます。ただし正確な見きわめには経験を要するため、詳しく知りたい場合は専門家に相談することがすすめられます。
本項目は伝統的な考え方および一般的な情報の紹介であり、特定の効果・効能を保証したり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。
FAQよくある質問
プラクリティとは何ですか?
生まれ持った体質のことです。アーユルヴェーダでは、受胎のときにその人本来のドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)のバランスが決まり、それが生涯の土台になると考えます。この本来のバランスをプラクリティと呼びます。
プラクリティは変わりますか?
アーユルヴェーダでは、プラクリティ(本来の体質)は基本的に生涯を通じて変わらない土台とされます。一方で、生活や季節、食事などによって今その時のバランスが乱れることがあり、その状態はヴィクリティと呼んで区別します。養生は、ヴィクリティをプラクリティに近づけていく考え方が基本です。
自分のプラクリティはどう分かりますか?
体つきや消化、肌や髪の傾向、気質などの特徴から、どのドーシャが優位かをおおまかに知ることができます。当サイトのドーシャ診断でも傾向をつかめます。正確な判断には経験が要るため、詳しく知りたい場合は専門家に相談することがすすめられます。