ターメリック(ウコン)
Haridrā / हरिद्रा (Turmeric)
Definition
ショウガ科の植物ウコンの根茎を乾燥させた黄金色のスパイス。アーユルヴェーダではハリドラーと呼ばれ、食事から日々の手当てまで幅広く用いられてきた代表的な生薬。
この項目のポイント
- ターメリックはウコンの根茎から作られる黄金色のスパイスで、アーユルヴェーダではハリドラーと呼ばれる
- 苦味・辛味・渋味をもち、温める性質があるとされ、カパとヴァータを整えると伝統的に考えられてきた
- カレーなどの料理のほか、温めたミルクに溶かすゴールデンミルクとしても親しまれている
ターメリック(ウコン)とは
ターメリック(Turmeric)は、ショウガ科の植物ウコン(*Curcuma longa*)の根茎を乾燥させて粉にした、黄金色のスパイスです。カレー粉の主原料として世界中で使われ、日本ではウコンの名で親しまれてきました。アーユルヴェーダではハリドラー(*Haridrā*)と呼ばれ、台所にありながら生薬でもあるという、食と手当ての境目に立つ代表的なハーブです。
伝統的な性質と位置づけ
アーユルヴェーダでは、ターメリックは苦味・辛味・渋味をもち、体を温める性質があると説明されてきました。重く停滞しやすいカパを軽くし、消化の火(アグニ)を助けて、たまった未消化物(アーマ)を減らす助けになると伝統的に考えられています。また、肌を美しく保つハーブとしても古くから語られ、インドでは婚礼前の花嫁の肌にターメリックのペーストを塗る風習が今も残っています。
暮らしの中での使われ方
最も身近なのは料理です。カレーはもちろん、炒め物や煮込み、スープの色づけと風味づけに幅広く使えます。温めたミルクにターメリックをひとつまみ溶かすゴールデンミルクは、就寝前の一杯として親しまれてきた伝統的な飲み方で、ギーや黒こしょうを少量合わせる工夫も知られています。
取り入れるときの心構え
スパイスとして料理に使う分量であれば日常的に取り入れやすいハーブですが、濃縮されたサプリメントなどは製品の表示に従うことが大切です。摂りすぎは消化に負担となる場合があるとされ、胆のうの不調がある方や妊娠中の方、服薬中の方は、事前に専門家へ相談することがすすめられます。
本項目は伝統的な考え方および一般的な情報の紹介であり、特定の効果・効能を保証したり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。
FAQよくある質問
ターメリックとは何ですか?
ショウガ科の植物ウコンの根茎を乾燥させて粉にした、黄金色のスパイスです。カレー粉の主原料として知られ、アーユルヴェーダではハリドラーと呼ばれ、最も身近な生薬の一つとして食事や日々の手当てに用いられてきました。
ターメリックとウコンは同じものですか?
基本的に同じ植物(Curcuma longa)を指します。ターメリックは英語名、ウコンは日本語名です。日本では秋ウコン・春ウコンなど近縁種を区別して呼ぶことがあり、スパイスとして流通するターメリックは主に秋ウコンにあたります。
ターメリックはどのように使われてきましたか?
料理のスパイスとしての利用が最も身近で、温めたミルクに溶かすゴールデンミルク(ターメリックミルク)も伝統的に親しまれてきました。摂りすぎは消化に負担となる場合があるため適量を心がけ、持病や服薬中の場合は専門家に相談してください。