ヤシュティマドゥ
Yashtimadhu / यष्टिमधु
Definition
甘草(リコリス)のことで、アーユルヴェーダでは「甘い茎」を意味し、のどや声、消化のケアに伝統的に用いられてきたハーブ。
この項目のポイント
- ヤシュティマドゥは甘草(リコリス)のサンスクリット名で、「甘い茎」を意味する
- のどや声のケア、消化を落ち着かせる目的で伝統的に用いられてきた
- ヴァータとピッタを鎮めるとされる代表的なハーブの一つ
ヤシュティマドゥとは
ヤシュティマドゥ(Yashtimadhu)は、マメ科の甘草(かんぞう、*Glycyrrhiza glabra*)のサンスクリット名です。「ヤシュティ」は茎や棒、「マドゥ」は蜂蜜・甘さを意味し、その名の通り「甘い茎」と呼ばれてきました。英語ではリコリス、漢方でも甘草として、洋の東西を問わず長く使われてきたハーブです。
伝統的な位置づけ
アーユルヴェーダでは、強い甘味(マドゥラ)と、粘膜をやさしく包み込むような性質があるとされ、のどや声のケア、胃腸を落ち着かせる目的で伝統的に用いられてきました。性質としてはヴァータとピッタを鎮めるとされ、心身を養う若返り法(ラサーヤナ)の文脈でも登場します。
使われ方
粉末を白湯やミルクに溶く、煎じる、のど向けの配合に加える、といった形が伝統的です。現代では、ハーブティーやサプリメント、発酵ドリンクなどの原料(リコリスエキス)としても広く使われています。
摂りすぎへの注意
甘草に含まれるグリチルリチンは、過剰に摂り続けるとむくみや血圧への影響が知られており、日本でも漢方薬で甘草が重複しないよう注意が促されています。ヤシュティマドゥを含む製品を利用する際は表示量を守り、持病のある方や服薬中の方は専門家に相談することがすすめられます。
本項目は伝統的な考え方および一般的な情報の紹介であり、特定の効果・効能を保証したり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。
FAQよくある質問
ヤシュティマドゥとリコリス・甘草は同じものですか?
はい。ヤシュティマドゥはマメ科の甘草(Glycyrrhiza glabra)のサンスクリット名で、英語ではリコリス、漢方では甘草(かんぞう)として知られる、洋の東西で使われてきたハーブです。
ヤシュティマドゥはどんな目的で使われてきましたか?
強い甘味と、粘膜をやさしく包むような性質があるとされ、のどや声のケア、消化を落ち着かせる目的、若返り法(ラサーヤナ)の文脈などで伝統的に用いられてきました。
摂るときに注意はありますか?
甘草は摂りすぎるとむくみや血圧への影響が知られており、日本でも漢方薬の甘草の重複には注意が促されています。持病がある方や薬を服用中の方は、専門家に相談のうえで利用してください。