食事・食養生白湯の作り方|アーユルヴェーダの飲みもの3つ
アーユルヴェーダで日常的に飲まれてきた3つの飲みもの、白湯・CCFティー・タクラの作り方と使い分けを解説します。体質や時間帯に合わせた選び方もまとめました。…
CCF Tea
Definition
クミン・コリアンダー・フェンネルの3つの種子を等量で煮出した、消化を穏やかに支えるとされるアーユルヴェーダのハーブティー。
この項目のポイント
食べたあと、胃のあたりがいつまでも重い。
お腹が張って、なんとなく苦しい。
冷たい飲みものより、温かいお茶をすすったほうが落ち着く。
その感覚は、気のせいではありません。
アーユルヴェーダでは、食後の重さや張りを、消化の火がうまく燃えきっていないサインとして捉えてきました。
そこで日常の飲みものとして伝えられてきたのが、台所にある3つの種子を煮出すだけのお茶、CCFティーです。
クミン(Cumin)、コリアンダー(Coriander)、フェンネル(Fennel)の頭文字をとった呼び名です。
3つの種子を等量で煮出したお茶を指します。
消化を穏やかに支えるとされ、アーユルヴェーダの文脈で広く紹介されています。
3つはいずれも消化を助けるとされるスパイスです。
ただし、温める方向と冷ます方向が混じっています。
温めるだけだと熱がこもりやすい人には強すぎ、冷ますだけだと消化の勢いが落ちます。
両方が混じっているからこそ、3つのドーシャのどれにも使いやすいとされます。
特定の体質に偏らないことが、この組み合わせが広く紹介される理由です。
クミン(Jīraka)は、インドの家庭料理でもっとも日常的に使われるスパイスの一つです。
辛味と温める性質を持ち、アグニ(消化の火)を助ける代表的な素材とされます。
キチャリのような消化しやすい料理には、必ずといってよいほど入ります。
油で熱して香りを出してから使う形が基本です。
ピッタが増えているときは、控えめにするのが伝統的な扱いです。
コリアンダー(Dhānyaka)は、種子と葉の両方が使われるスパイスです。
葉はパクチーとして知られ、アーユルヴェーダでは主に種子が使われます。
冷ます性質を持ちながら、消化を妨げないとされます。
そのため、ピッタが増えているときにも使いやすい素材です。
3つのドーシャすべてに向くとされる、数少ないスパイスの一つとして扱われてきました。
フェンネル(Miśreyā)は、インドの食堂で食後に一皿置かれていることでも知られるスパイスです。
甘味を含み、冷ます方向でありながら消化を助けるとされます。
食後の張りやガスの文脈で用いられ、息を整える目的でも噛まれてきました。
同じく消化を助けるスパイスでも、温めるクミンとは向きが違います。
ピッタの文脈でも使いやすい素材とされています。
クミン・コリアンダー・フェンネルの種子を、各小さじ2分の1ずつ用意します。
水400mlほどで5分から10分煮出し、こして飲みます。
食後や日中の飲みものとして、白湯の代わりに使う形が一般的です。
まずは、重い食事をとった日の食後に1杯だけ試すくらいで十分です。
3つが揃わない日は、フェンネルの種を食後に数粒噛むだけでも、同じ考え方を取り入れられます。
ディナチャリヤ(1日の過ごし方)の中に、温かい飲みものの時間を1つ置く。
それが、消化を急かさずに支えるアーユルヴェーダらしいやり方です。
食後の不調が長く続く場合は、別の原因が隠れていることもあるので、医療機関に相談してください。
本項目は伝統的な考え方の紹介であり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。
CCFティーとは何ですか?
クミン、コリアンダー、フェンネルの頭文字をとった呼び名で、三つの種子を等量で煮出したお茶です。消化を助けるとされ、アーユルヴェーダの文脈で広く紹介されています。
なぜこの三つの組み合わせなのですか?
温める方向のクミンと、冷ます方向のコリアンダー・フェンネルが混じっているため、三つのドーシャのどれにも使いやすいとされるためです。特定の体質に偏らないことが、この組み合わせが広く紹介される理由です。
作り方の目安を教えてください。
各小さじ二分の一ずつを水400mlほどで5分から10分煮出し、こして飲みます。食後や日中の飲みものとして、白湯の代わりに使う形が一般的です。
コリアンダーとパクチーは同じものですか?
同じ植物です。葉がパクチーとして知られ、種子はスパイスとして扱われます。アーユルヴェーダやCCFティーでは主に種子が使われます。
フェンネルを食後に噛むのはなぜですか?
食後の張りやガスの文脈で用いられてきた習慣です。息を整える目的でも使われ、インドの食堂では食後に一皿置かれていることでも知られます。