アーユルヴェーダの用語・読みものを一語ずつ引けるオンライン辞典
ハーブ・生薬

ラヴァンガ(クローブ)

Lavaṅga / लवङ्ग

Definition

クローブのこと。強い辛味を持ちながら、古典ではヴィーリヤ(温冷)が冷の側に分類されるめずらしいスパイス。

ラヴァンガとは

クローブのことです。

日本では丁子とも呼ばれ、花のつぼみを乾かして使います。

辛いのに冷ます側

噛むと強い刺激があるため、温めるスパイスだと思われがちです。

ところが古典の分類では、ヴィーリヤ(温冷)が冷の側に置かれています。

アーユルヴェーダは味と温冷を別の物差しで見るため、辛味でありながら冷ます、という組み合わせが成立します。

黒こしょうや乾燥生姜と同じ辛味の仲間として扱うと、選び方がずれる素材です。

伝統的な位置づけ

カパとピッタの両方を鎮めるとされ、口まわりと呼吸、そして消化の文脈で用いられてきました。

香りが強く、少量で足りるのも特徴です。

冷えが強いときやヴァータが乱れているときは、トヴァクやカルダモンのような温める側と組み合わせる形が穏やかです。

体質との対応は同じスパイスで効く人と効かない人がいる理由にまとめています。

本項目は伝統的な考え方の紹介であり、医学的な診断・治療を目的とするものではありません。

FAQよくある質問

ラヴァンガとは何ですか?

クローブのサンスクリット名です。日本では丁子とも呼ばれる花のつぼみを乾かしたスパイスで、強い辛味と香りを持ちます。

辛いのに冷ます側というのはどういう意味ですか?

アーユルヴェーダは味(ラサ)と温冷(ヴィーリヤ)を別の物差しとして扱います。ラヴァンガは辛味でありながら、ヴィーリヤは冷の側に分類されてきました。辛いものが必ず温めるとは限りません。

どの体質に向きますか?

カパとピッタの両方を鎮めるとされてきました。冷えが強いときや、ヴァータが乱れているときは量を控えるのが伝統的な扱いです。